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□目的・趣旨□
日常に埋もれ、見落としがちな地域の行事・地域性等に問題意識を持ってみることにより、子どもに探究心が芽生える。当たり前の生活の中にこそ問題意識をもってみるべき場所・謎が潜んでいる。季節の行事の歴史・由来・語源などを掘り起こしながら今までとは違った視点で捉えることができる"生活に根ざした問題解決力"を育成する。
子ども自身が,日常の生活の中で生じた現実の問題に切実感をもたせるのは,簡単なことではない。そこで、身近で親しみやすい行事を題材に、TVの番組に似せて構成するという「非日常的な遊びの世界」を加える事により、知的好奇心を高めていく。このことで,問題への興味・関心を喚起し,地域の中の問題解決への意欲を子どもの時から高めていく事が期待できる。
□事業の効果□
本事業を通して、最も評価すべき点は、「異世代交流」と「地域に対する愛着心の向上」にある。提案した「大庄西社会福祉連絡協議会」の婦人部・子ども会が中心となり、子どもたちが日頃不思議に思っていた素朴な疑問を引き出し、それを形として残すことで、地域活動への関心をより一層深める結果となった。
素朴な疑問の掘り起こしを行う際、地域の長老が様々な古い資料を提供し、日頃見過ごしていた"地域に残る逸話"を学習でき、かつ異世代の交流も図ることができた。例えば、素盞嗚神社の成り立ちや雉ヶ坂の話などは、後述する行事内での尼崎市地域研究史料館・辻川氏の講演にも合致し、老若共に好評であった。
さらに、子どもたちが楽しみながら自ら取材の題材を模索し、質問を考え、取材に行くという新しい試みも今後広がりをみせる可能性がある。行事に参加した他地区(田能地区)もこれから実践したいとの申し出があった。
今回のイベントは、地域の取り組みが先にあり、それをNPOが支援するという構造であったため、地域外からも青少年の参画を実現でき、活発な取り組みにすることができた。今後、地縁団体とNPOがそれぞれの役割を明確にし連携できれば、地域活性化に貢献できるだろうと思った。
また、この事業には多くのボランティアの方々が関わっている。尼崎市城内高校(定時制高校)の学生が、行事の進行などを行った事により、ボランティア活動への関心も深まった。操作技術面の向上は必要であるが、その高校生を核として他地域へもこのような活動を広めていく意欲が感じられる。
□継続性・発展性□
成果物であるビデオを広く配布し、子どもたちが参加して作成するビデオを他地域にも広めていきたい。前述の田能地域はこの取り組みに意欲的なので、協力して地域の再発見を試みようと思う。
大庄西社会福祉連絡協議会と特定非営利活動法人シンフォニー、今回ビデオの作成のご協力頂いた企業(ユーリードシステムズ株式会社)等と共に、子どもたちが地域に関心を持ち、地域活動への参加を積極的に行うためにも、また今年度も新しい題材でビデオを作製しようかという案も出ている。また課題として、技術の講座・講習などの必要性があると感じ、今後講習会なども検討している。
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